小さな花旅 365 ヒルガオ fum 5
お盆休みです。
我が家は今朝からお墓の掃除と、ご先祖様のお迎えに大忙し。
ご近所の木の枝に、ヒルガオを見つけました。
フェンスや生け垣にまとわりつくように、かわいいピンクに花をつける花です。
朝顔と違って、こちらは昼間でもしっかり咲いています。
摘み菜を伝える会というのがありまして、摘み菜とは、草、木、海藻など食べられる植物の総称で、
平谷けいこさんという、大阪の女性が始めた会です。
「雑草がごちそう」を合言葉に、摘み菜の、素材を活かす食べ方を研究しておられます。
平谷さんの手にかかると、道端のなんでもない花や草が、ご馳走に変身していまいます。
ヒルガオもそのひとつ。
とくに、ピンクのこぶりのタイプはコヒルガオという種類。
平谷さんたちは「ピンクラッパ」と呼んでいるそうです。
花と芽先はスープに、葉っぱはサッとゆがいてメカブ和えに・・・。
いただくのだそうですが、花をそうめんの鉢に浮かべるだけでも涼しげです。
そんなことを思い出した夏です。
平谷けいこ『摘み菜がごちそう』 山と渓谷社刊 が出版されています。
藤井文子