花の旅・花の寺 全国各地の花めぐり

四季折々に美しい表情を見せる日本。 全国各地、花の咲く寺を巡って日本を再発見しませんか。

小さな花旅 415 偕楽園の梅

長らくのご無沙汰です。

今年に入って、なんだか多忙な日々が続き、どこにも花ウオッチングにいけないまま春が目の前に迫ってきました。
 
わたくしごとですが、関東にきて8回目の春。
ようやく念願かなって、水戸の偕楽園の梅見の機会がめぐってきました。
 
偕楽園へは上野駅からスーパーひたちに乗って、水戸駅まで約1時間。駅前からバスが出ていて10分もあれば東門に到着します。意外に近いですね。
 
わたくしは前日にちょっと用事があって、大工町のホテルに宿泊しましたので、徒歩15分くらいで好文亭表門に到着しました。
 
 
偕楽園は皆さんご存知の通り、天保3年(1842年)、水戸のお殿様、斉昭公が藩士や領民が集う憩いの場として造園したお庭で、、およそ13ヘクタールの広大な敷地の3分の1が梅林。その数約3000本ということで、それはそれは見事な梅林です。
 
どう見事なのか・・・といいますと
数だけでなく、まず、手入れが行き届き、梅の木の間隔もちょうどころあいで、1本、1本の木の姿、花の姿までじっくりとみることができましたねえ。
これまで梅林では感じたことのない「品格」を感じる梅のような・・・。さすが水戸のお殿様。
 
梅は枝ぶりや幹の張り具合を見ているだけでも飽きず、花も満開と来ていますから、時間をかけてじっくりと拝見いたしました。
 
 
花びらが退化した「てっけん」という珍しい種類の梅もありました。
 
で、休憩どころには必ず、お約束の「水戸納豆」が販売されて・・・飛ぶように売れてました。
 
わたくし・・・生まれも育ちも関西ですが、納豆はいただきますよ。ハイ。
今回は「納豆ドーナツ」「納豆クッキー」を買ってみました。
でもね、お土産の最高傑作は「印籠」。黄門様のやつね。
会う人ごとに「この葵の御紋が・・・」なんてやるために買ったのですが・・・。
 
ではじっくりと梅の花をお楽しみ下さい。
梅まつりは3月31日まで開催されていますよ。


好文亭表門にて


藩士たちの交流の場となった好文亭。絵になるポイントですね。


「てっけん」と呼ばれる、花びらが退化した梅です。マンサクを小さくしたような花です。


真っ赤な包装はインパクトありますねえ。


お昼は水戸駅ビルで秋田・東成瀬村の唐揚げ定食をいただきました。