花の旅 京都 大覚寺へ珍しい嵯峨菊を訪ねて
先日、京都へ旅しました。
紅葉には少し早かったのですが、今回の旅の目的は、奥嵯峨の大覚寺で催されている嵯峨菊展を見ること。
嵯峨菊は菊の原形ともいわれる古典菊の一種で、ひよろっと伸びた幹に
下から7花、5花、3花と花咲かせ、細い花びらが天に向かって花開きます。
厚物や管物といった、今、主流になっている菊とは違って、やや小ぶりでシンプルな菊です。
大覚寺では、毎年、11月に宸殿や御影堂をとりまくように菊の鉢が並びます。
大覚寺では、毎年、11月に宸殿や御影堂をとりまくように菊の鉢が並びます。
嵐山は観光客でごった返していましたが、ここ大覚寺あたりはまだ観光客も少なく
久しぶりにゆっくりと花を満喫しました。
五大堂では写経にもチャレンジ。
般若心経全てを写経すると1時間は必要ですが、10分でできる写経があって、
せっかちな私向きですね。300円で心がちょっぴり癒されました。
で、お昼は久しぶりに嵐山の錦へ。
桜宿膳の野々宮コース 4650円とちょっと高いですが、さすがにほんものの京料理。
素材ひとつ一つが吟味され、盛り付けも味も洗練されていましたよ。
鎌倉に暮らしていると、京都の良さ、歴史や文化の奥深さがしみじみわかります。