鎌倉 腰越の古刹で珍しいブラシノキに出会う
江ノ島電鉄腰越駅に程近い満福寺。源義経が頼朝に鎌倉入りを請い願う「腰越状」をしたためた寺として知られます。江ノ電が寺の山門下をすり抜けるように走る寺でもあり、買い物途中にフラッと立ち寄ってみました。
境内で思わず目を引いた真っ赤な花。形がユニークで、まるでガラスのコップを洗うブラシのよう。お寺の方に声をかけると「和名はキンポウジュ(金宝樹)といい、正式名称は「ブラシノキ」と言うんですよ。形の通りの名前でしょ」。と教えてくださいました。それにしても綺麗な赤です。境内には4本のブラシノキがあり、いずれも満開です。
もう25年くらい前ですが、アメリカのロスでこの花を見たことがあります。もっと巨大な街路樹だったような気がします。真っ赤な色と、形の面白さから印象に残っていました。
腰越という鎌倉のローカルな地で、しかも義経ゆかりの古刹で、思わぬモダンな花に出会いました。蕾の様子があまりにもカワイイので一緒に写真で紹介します。