花の旅・花の寺 全国各地の花めぐり

四季折々に美しい表情を見せる日本。 全国各地、花の咲く寺を巡って日本を再発見しませんか。

バラの花に会いに万博公園へ


関西では、バラの花が咲くお寺が2〜3カ所あるのですが、奈良・桜井のおふさ観音、富雄の霊山寺(れいせんじ)、郡山の松尾寺などですが、いずれも5月15日現在、まだ咲いていないとのこと。 
そこで、久々に万博記念公園のバラ園を訪ねました。14日からバラフェスタが始まったのです。が、残念、こちらもまだ咲き始め。後1週間は必要です。このバラ園は、大阪万博の前の開催国、カナダのモントリオールの元商工会会長の呼びかけによって、万博開催と同時に造られたもので、42年の歴史を誇るのです。そう広くはないのですが、5000本近くが植えられ、真ん中のバラのアーチが見事です。日記を書いている今頃は、どこも満開でしょう。ちなみにバラフェスタは6月5日まで開催中。

 バラを鑑賞した後は、お隣の国立民族博物館で開催されているウメサオタダオ展に行ってきました。冒険家であり民俗学者であり、多彩な才能の持ち主を紹介するに余りある、見応えのある展示です。
「情報こんにゃく」という言葉が印象に残りました。
情報はこんにゃくのようなもので、さして栄養にはならないけれど、食べるとそれなりに腹が膨れて満足する・・・というくだりでした。実地主義のウメサオさんらしい言葉に、思わずにんまりしてしまいました。その言葉の下にこんにゃくが展示されているのもユニークです。6月14日まで開催中です。

で、万博公園というと見逃せないのがヤツです。岡本太郎の傑作「太陽の塔」です。久しぶりに顔を見ました。表はカワイイ顔ですが、今回は裏の顔をじっくり見ました。人間の裏表というか、表が未来、現在を表わし、裏が過去を表すといわれますが、改めて見ると裏も見応えのある顔です。芝生に寝転んで、じっと裏の顔を見つめるおじさんがいました。何を考えているのでしょうか。塔は40年の歳月を経て風格がありました。大阪の貴重な財産(観光資源)ですよね。

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