花の旅・花の寺 全国各地の花めぐり

四季折々に美しい表情を見せる日本。 全国各地、花の咲く寺を巡って日本を再発見しませんか。

小さな花旅365 ブラシノキ fum 281

関東は今日も一日お天気に恵まれました。
江ノ電も少しゆったり乗れるようになたので久々に鎌倉市内へ出かけました。
 
駅前のお寺では、気の早いアジサイがもはや咲き始めていましたよ。
まだ名残の椿の花が咲いているというのに・・・。
 
今日はブラシノキです。
見た目通りの瓶を洗うブラシのような形をした花です。

赤く伸びているのは雄しべで、その先が金色に光って、お日様のもと、キラキラ輝いて見えます。
原産地はオーストラリア。別名カリステモン、キンポウジュ、花槙ハナマキ。
 
鎌倉ではこのブラシノキをよくみかけます。江ノ電の腰越駅近くにある万福寺では、境内のそこここにこの花が見られます。
 
写真は、長谷駅近くのカフェで撮影しました。半年ほど前にオープンした店ですが、早くも閉店してしまいブラシノキだけが元気に咲いていました。


 
因みにわたくしが最初にブラシノキを見たのはカルフォルニアでした。
フリーウェイの街路樹に植えられていたのですが、真っ赤な花が延々咲いて、それも首を垂れたように咲いていたので、瓶を洗うブラシが風に揺れているようで、見とれてしまいましたね。かれこれ30年ほど前のことです・・・。
 
今でもブラシノキを見ると、アメリカを放浪した時のことを思い出します。花って、意外に人生に寄り添っているものなのでしょうか。