花の旅・花の寺 全国各地の花めぐり

四季折々に美しい表情を見せる日本。 全国各地、花の咲く寺を巡って日本を再発見しませんか。

小さな花旅365 テイカカズラ fum 310

また新しい週が明けました。
雨が降らない梅雨ですね〜。
東京も今日は最高気温30度です。
七里ガ浜の海辺は朝から若者たちが騒いでいます。

310回めはテイカカズラです。
まるでプロペラ、あるいはかざぐるまのような花ですね〜。咲き始めは白、次第にクリーム色に変化し、甘い匂いがします。
漢字で定家葛と書き、平安から鎌倉時代に活躍した歌人藤原定家ゆかりの逸話が残る花です。

何でも慕い続けた内親王の死去を悼み、亡くなって後に内親王の墓に絡みつくように咲いていたとか。考えようによっては怨念を感じてしまいますが…。

鎌倉のお寺でよく見かけます。七月ごろ一度枯れますが、新芽から花が咲き、秋口まで楽しめます。

わたくし事ですが、高田郁さんの『みおつくし料理帖』にはまっていて、一年振りに新刊『残月』が出ました。昨夜から読み始めましたが、さっと読むのがもったいないので、ゆっくり読むでいます。また楽しみな時間ができました。