花の旅・花の寺 全国各地の花めぐり

四季折々に美しい表情を見せる日本。 全国各地、花の咲く寺を巡って日本を再発見しませんか。

小さな花旅365 ヤエベニシダレ fum 231

満開です。
京都の東寺に来ています。

京都在住の写真家、土村清治さんからようやく絵になる枝ぶりになったからと教えていただきました。見事に満開です。

この桜、盛岡の民家に咲いていたものが、鈴鹿の農園に移り、平安遷都1200年を記念して、東寺に移植されました。樹齢120年高さ13メートルの見事なヤエベニシダレの一本桜です。

弘法大師の「不二の教」えにちなみ、不二桜と名づけられています。意味は後ほど。

本来は五重塔が借景に入りますが、今は逆光です。

周辺にはソメイヨシノも見ごろですが、この桜に及ばざるが如しですね。祇園の一本桜より樹勢がいいですね。
見ごろは今日明日。ぜひお出かけください。ホントに見事です。ライトアップもあるようですよ。

関西での仕事を終えて、ひょっとして…と思い立ち、途中下車してみました。これから仏像を見て帰ります。

画像が小さいとメールをいただきましたので、大きな写真を追加しました。


少し陽が傾き、ようやく塔と不二桜が一緒に収まりました。


あまりにも美しいのでその全容をご覧下さい。はんなりとした花姿です。


ソメイヨシノ五重塔は定番ですね。


因みに名前の由来になった不二の教えとは、ちょっと難しいですが、いわゆる即身成仏という、人も仏も皆同じという考え方のようで、これは少し奥が深そうですね。