小さな花旅365 モクレン fum 218
関東は桜の開花宣言。早いですね。
大きな蕾から大きな花が咲きますね。紫の花は紫木蓮「シモクレン」とも呼びますが、英語のマグノリアの方がぴったりくるような洋風の容姿です。
葉っぱは花の後から出てくるので、角ばった枝ぶりの一つ一つから大きな花を咲かせ、この時期、結構目立つ花ですね。
白いモクレンをハクモクレンといいますが、写真は、北鎌倉の東慶寺のハクモクレン。鎌倉を代表する花の寺・東慶寺では、今、ミツマタやスイセン、ツバキなどが咲き誇り、本堂の裏手にあるハクモクレンの巨木にも花が咲き始めました。
もう一枚は北鎌倉の円覚寺のハクモクレンです。
鎌倉五山のひとつである円覚寺は境内に塔頭が並び立つ大寺。その最も奥の塔頭の境内にも一本のハクモクレンがあります。まだ少し蕾が多いのですが、蕾にも風情があるんですよね。
いかにもモクレンの咲く寺を知り尽くしているかのようですが、実は、東慶寺の境内から出た所で、鎌倉の花の写真を撮影されている河童さんに偶然出会い、モクレンの咲く寺を案内してもらいました。レンギョウとユキヤナギが咲く穴場のお寺も教えてもらいました。
この時期、カメラ片手に大勢のアマチュアカメラマンさんが街なかをうろうろしていますが、河童さんはその多くの人たちに声をかけたりかけられたり・・・。同じ教室で写真を学ぶお仲間だそうで、こんな趣味を持って鎌倉を歩くのも楽しいですね。
ところでモクレンの散りぎわってご存知ですか?
わたくしの大阪のマンションの庭に1本のハクモクレンがあって、花が散るときには、ハラハラと花びらが一枚ずつあっという間に散るんですよね。
散りぎわはさわやかです。