小さな花旅365 ウルシ fum 111
ウルシってこんなにも紅く色づくのですね。
塗りの美しさに思いを馳せてしまう見事な紅葉です。
山育ちのわたくしは、子どものころ近所の悪ガキたちが、ウルシにかぶれて真っ赤に腫れて、泣きべそかいていたのを覚えています。
なぜかわたくしだけはかぶれなかった。
その原因がわかりました。ウルシに強いとかではなく、祖母と山に行くと「この木に近寄ってはいけない」と、口を酸っぱくしていわれていたからです。
悪ガキたちはウルシがかぶれることを知らなかっただけなのです。
それが証拠に、わたくしは何度もイチジクのあの白い汁にかぶれ、近所のおばちゃんたちから「今度はどこのイチジク食べたの?」なんてあきれられていました。
あの頃は道端にイチジクの木がたくさんあって、誰も見向きもしなかった。それをいただくのがわたくしの楽しみで、かぶれるなんておかまいなく(知らなかった)、食べ続けていましたからね。ちょっと口もとが痒いかな? くらいの軽さで。おばちゃんたちにはわかっていたのですね。
それがある日、全身にカサブタができて、痛痒さに耐えきれずついに医者に。原因がイチジクと分かり、即、禁止例が祖母から出ました(#^.^#)
大人になってフルーツショップに並ぶイチジクに手が出ないのはこのせいかな?コンポートは大好きなのにp(^_^)q
ですから写真のウルシもちょっと離れて、恐る恐る撮影しました。葉っぱに触るくらいじゃかぶれないのですが。