花の旅・花の寺 全国各地の花めぐり

四季折々に美しい表情を見せる日本。 全国各地、花の咲く寺を巡って日本を再発見しませんか。

小さな花旅365 ワレモコウ fum 49

渋い花ですが、和久井映見が金麦のCMで、ススキと一緒にカゴいっぱいに抱えている花といえばわかりますよね。

わたくしの好きな花のひとつです。
出会いは茶席でした。30 代の茶道にハマっていた頃、南先生が、秋になると活けてくださる花でした。侘び寂びの世界を象徴するかのようでした。漢字では吾亦紅。字面も素敵ですね。

この花、ドライフラワーのような印象ですが、咲きはじめがかわいく、くれない色した小花が、下からびっしりと咲いていくのです。と教えてくれたのは、植物写真家の新井和也さんでした。

ちょっとワレモコウの印象を覆すような写真でした。
「原寸大見分ける低山の花100」という図鑑に掲載されていますので、見てください。山と渓谷社から出ている本です。1050円です。