花の旅・花の寺 全国各地の花めぐり

四季折々に美しい表情を見せる日本。 全国各地、花の咲く寺を巡って日本を再発見しませんか。

小さな花旅 365 カンナ fum. 20

ポピュラーな花ですから、説明するまでもないのですが,
江戸は元禄のころに鹿児島に伝わったとか。

一昨年の冬に海辺の町に引っ越してから、海岸べりや私鉄の線路脇で見かけます。
塩害に強い花なのでしょうか。

この花にはちょっと思い出があります。
今からかなり前の話になりますが、四国の室戸岬を旅した時、国道55号だったかな。高知へ向けて車で走っていたら、これまでに見たこともない数の暴走族が、我が家の車の前後左右にピッタリと付いて、岬まで走り続けました。
日の丸とか龍の絵のジャンパーを着て、騒音立てて・・・。
暴走族の例会でもあったようですね。

そんなこと、全く知らずに走っていたものですから、暴走族も迷惑?
オットットは平然とハンドルを握ってましたが、私は恐怖に包まれてました。

ようやく岬を抜けて土佐市に入ったときかな。
見事なカンナのフラワーベルトが続いてました。
真っ赤なカンナだったような記憶が…。

ネットで調べてみると、
土佐市家俊にある川沿いの遊歩道は約1kmに渡ってカンナの花、約2000株が植栽されておりシーズンには南国土佐らしい深紅色の花が咲き、カンナ街道として親しまれている。
とありました。きっとこれですね。

あの時の恐怖を抜けた安堵感が、真っ赤なカンナの花にだぶって目に焼き付いていたのです。

黄色いカンナは江ノ電沿線の小さな公園で撮影しました。