花の旅・花の寺 全国各地の花めぐり

四季折々に美しい表情を見せる日本。 全国各地、花の咲く寺を巡って日本を再発見しませんか。

小さな花旅 365  サルスベリ fum 15

サルスベリって変な名前ですよね。
何でも木肌がすべすべして、猿が木から落っこちてしまうから
猿も滑る――ということで、サルスベリになったとか。
 
花は、木肌とちがって小さな花の先がくしゃくしゃっとフリルのように縮れています。
これがかわいいですよね。
色はピンクや白、紫が多いですね。
日本名は百日紅と書き、百日以上、7月から9月ごろまで小さな花が次々と咲いていきます。
 
もともと中国から渡ってきた花で、日本ではお寺の境内で大木をよく見かけます。
樹齢を重ねるほどに、木の景色がいいんですよね。まっすぐに伸びるのではなく、
ちょっと曲がってみたり、下を向いてみたり。
 
でも、子供のころから、不思議に思っていたのですが、
この木から、猿が滑ったのを、誰か見たことがありますか?
 
私は猿が滑ったのを想像してしまい、この木を見るとおかしさがこみあげてくるんですよね。
 
探偵ナイトスクープに依頼しようかしら?